アレルギー科
アレルギー科
気管支喘息やアトピー性皮膚炎、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎(花粉症)などの診断、治療を行います。
アレルギーは、年単位の治療期間が必要な病気です。そのため、ご家族の方も含めて、病気をしっかり理解し、納得して、治療していく必要があります。
症状や生活スタイルを含めた環境を詳しくお伺いしたうえで、家族がストレスなく続けられる、一人ひとりにあった治療方針を決めていきます。
スギ/ダニの舌下免疫療法について
スギ花粉の舌下免疫療法は、花粉が飛散していない6月1日~11月下旬頃に開始いたします。
ただし、事前検査・治療予約は、いつでも行っておりますので、ご希望の患者さまはご相談ください。
なお、ダニアレルギーの舌下免疫療法は、一年中いつでも始められます。
参考サイト
- トリーさんのアレルゲン免疫療法ナビ
- 鳥居薬品のアレルゲン免疫療法専門サイトです。舌の下(したのした)で行う舌下免疫療法について、さまざまな情報が掲載されています。
当院で可能なアレルギーの検査
- 血液検査(非特異的IgE、RAST検査)
- 鼻汁好酸球
※ 経口食物負荷試験など専門性の高い検査が必要な場合は、連携医療機関にご紹介いたします
やまかわこどもクリニックの治療方針
気管支喘息
気管支喘息で大切なことは、そもそも発作を起こさないための予防と、発作が起きたときの治療です。発作が起きたときは、適切なお薬を使って、発作をしずめます。
症状が安定したときには、予防のための弱いお薬を飲んだり、吸入をしたりすることがあります。
ご自宅では、アレルゲンを取り除いて環境を整え、規則正しい生活を行ってストレスをためないことが大切です。
アトピー性皮膚炎
アトピーはかゆくてつらいですが、かくと症状が悪化するので、気をつけましょう。
ていねいなスキンケアで、乾燥から肌を守り、皮膚を清潔に保って、保湿剤やステロイド軟膏を使って炎症を抑えます。
「ステロイドは怖い」と言われることもありますが、即効性があり効果が高いお薬ですので、正しい塗り方を学びながら、使っていきましょう。
食物アレルギー
「強いアレルギー症状が出る食べ物は、食べない」ことが治療の原則になります。最初に疑わしい食品について、血液検査を行うことが多いです。
ただ、「血液検査の値は高いけれど、症状が出ない」「血液検査の値は低いけれど、症状が出る」ということがありますので、検査結果だけにとらわれず、実際の様子を優先して除去をしていきます。過度の食事制限はさける必要があります。
小さい頃の食物アレルギーは、大きくなって体力がついてくると、だんだん食べられるようになることが多いです。
アレルギー性鼻炎・花粉症
アレルゲンに触れないことが一番ですが、難しい場合は、症状を抑えるお薬を使います。
少し前は、症状が出る前から飲む「予防投与(初期療法)」が行われていましたが、最近では症状が出てから飲んでも変わらないとされています。
また、当院ではスギとダニに対する舌下免疫療法を行っています。少しずつ原因物質(抗原)を体内に入れることで、徐々に身体を慣らしていく方法で、いわゆる「体質から変えるという根治療法」になります。